変動する原因

中古車相場が変動する原因

中古車相場は常に一定の値を保つわけではなく、変動を繰り返しながら動くのが普通です。市場経済の原則があてはまるわけですから、需要と供給の関係を常に持っていると言えます。中古車相場が変動する理由には、車両が直接の要因になっている場合と、車両以外の要因が関係している場合があります。

中古車相場は基本価値を元に市場の動向が反映されていきますが、基本価値となる部分には車種による違いと年式、走行距離があります。同じ車種でも基本価値を決める要因によって価格が変動しますので、1台ごとに査定額が異なるのです。

同じ車種でもグレードや排気量、駆動方式によって基本額が異なりますし、走行距離によっても異なってきます。5年落ちまでは1年間に1万kmペースの走行が標準となりますが、標準的な走行距離を超えると査定額の減額が行われます。

走行距離が多くてもメンテナンスを行っていれば良いコンディションを保つことが可能ですが、車両ごとに管理が異なりますので、走行距離が多ければそれだけ摩耗や劣化が進むことになります。過走行による減額は非常に大きいですが、環境によっても異なる部分ですから避けようがない要因となります。

年式については新しいほど基本価値が高くなるのは当然ですが、需要と供給のバランスから減額の幅が大きくなる部分と言えます。簡単に言えば年式が古くても人気があれば年式による減額幅は少なくなりますし、人気がなければ逆の状態となります。

車両が直接関係しない中古車相場の変動には、人気度の高さがあります。年式が古くても人気の高い車両は安定して高値を維持することになります。

また車にはモデルチェンジがありますので、モデルチェンジのタイミングによって中古車相場も変動してくるのです。一般的にはモデルチェンジ前が高値のピークとなりますし、新型に切り替わると徐々に価値が下がっていきます。中古車相場は売却先によっても異なりますが、下取りと買取りでは車両に直接関係しない部分で相場が変わってきます。

モデル末期の新車は売り切りに入るのが普通ですから、下取り額を上乗せして新車の販売に有利な状況を作り出します。

また1年で最も車の売れる決算期には、販売台数の確保のために値引きと下取り額を上乗せするため、中古車相場の原則とは無関係に相場が動くのです。

このように中古車相場は生き物と言ってもいいほど色々要因によって動きますので、高値で売却できるタイミングを見極めることが大切なのです。